シアターノーチラス#7 『その王国の夜は明けない』
隣りの人とはほんの数十センチしか離れていないのに、そこに誰もいないかのようなフリをしてコーヒーを飲んでいる。
暗黙の了解の上に絶妙なバランスで成り立つ孤独が味わえるから、カフェが好きです。
コーヒーを飲むだけなら自宅でもいいけれど、わざわざカフェに入るのは、そんな「ポツン」とした孤独の中に身を置いて、安心したいからかもしれません。
今回の芝居は、カフェが舞台です。
今流行の海外資本のチェーン店ではなく、ちょっと古い、街の中のカフェが開店するまでの、90分間の朝の風景です。
もともと群像劇が好きで、いつかカフェを舞台にした群像劇を書きたいと思っていました。いろいろな生活、いろいろな事情、いろいろな夢を抱えた人たちが働くカフェの物語が、最後はどこに行きつくのか。
……カフェの扉の向こうには、思いがけない物語の迷路が広がっているかもしれません。
ゆっくりとコーヒーを飲みにくるような気分で、どうぞお気軽に劇場へ足をお運びください。皆さまの「御来店」を、心よりお待ちいたしております。
シアターノーチラス/作・演出 今村幸市
■「稽古場日記」:メンバーによる稽古場日記です。
■「裸足で行こうぜ(第2部)」:代表によるブログです。
※開場は開演の30分前です。
※上演時間は約90分を予定しています。
参宮橋 トランスミッション 渋谷区代々木4-50-8
参宮橋ゲストハウスB1
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